| 美術展

『テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ』国立新美術館を鑑賞してきました

みなさん、こんにちは連日猛暑日が続いています。今日2023年8月2日も東京は最高気温が37°Cと、平熱を超える猛暑日です。熱中症対策は大丈夫でしょうか?

さて東京は連日、見ごたえのある美術展が多数開催中です。2023年7月19日に国立新美術館で開催されている「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」を鑑賞してきました。平日のお昼にいったのですが、混雑していましたので期間中早めに鑑賞することをオススメします。一部作品は撮影禁止ですが、基本的には撮影OKでした。その中から写真をほんの一部だけ紹介いたします。

印象派の代表的な作家クロード・モネに影響を与えたウィリアム・ターナーの作品から、ジェームス・タレル、ジュリアン・オピー等現代アートの時代の作家まで、約200年の歴史の流れを感じれる貴重な美術展でした。

日本人作家でいうと『去ってゆく冬』草間彌生さんの作品の展示もあり、個人的に好きな作家ジェームズ・タレルの「レイマー、ブルー 1969年」の展示(写真撮影禁止なので写真はありません。)もあり、見応えたっぷりの美術展です。鑑賞できる作品も歴史上の重要な作家さんの作品ばかり。なかなかこういう貴重な美術展はないと思うので、もう一度足を運ぶ予定です。


《ハムステッド・ヒースのブランチ・ヒル・ポンド、土手に腰掛ける少年》 ジョン・コンスタブル(イギリス)1825年頃


《陽光の中に立つ天使》ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(イギリス) 1846年


《大洪水の夕べ》ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(イギリス) 1843年


《母と子》ウィリアム・ローゼンスタイン(イギリス) 1903年


《スウィング》ワシリー・カンディンスキー(ロシア) 1925年


《アブストラクト・ぺインティング(726)》ゲルハルト・リヒター(ドイツ)1990年

テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ

東京での開催は2023年7月12日-10月2日、その後、大阪へ巡回します(2023年10月26日-2024年1月14日)。日本最大級の美術館・博物館情報サイト、インターネットミュージアムの記事内の動画がYoutubeに公開されていましたので、行けない方はこちらで全体の雰囲気を見ることができます。

展覧会概要

本展は、英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し、18世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡に注目する企画です。
「光の画家」と呼ばれるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーや風景画の名手ジョン・コンスタブルといった英国近代美術史を彩る重要な画家たちの創作、クロード・モネをはじめとする印象派の画家たちによる光の描写の追求、モホイ=ナジ・ラースローの映像作品やバウハウスの写真家たちによる光を使った実験の成果、さらにブリジット・ライリー、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン等の現代アーティストによってもたらされる視覚体験にまで目を向けます。
本展では、異なる時代、異なる地域で制作された約120点の作品を一堂に集め、各テーマの中で展示作品が相互に呼応するようなこれまでにない会場構成を行います。絵画、写真、素描、キネティック・アート、インスタレーション、さらに映像等の多様な作品を通じ、様々なアーティストたちがどのように光の特性とその輝きに魅了されたのかを検証します。
URL:https://tate2023.exhn.jp/

美術史を漫画で学ぶには

いとをかしき20世紀美術
マルセル・デュシャン以降になりますが、漫画「いとをかしき20世紀美術」で近代〜現代アートの流れを学べます。この漫画は2022年の年末に出版された比較的新しい漫画で、初心者の方には非常にわかりやすく、アート初心者にむけて丁寧に時代の流れを解説してくれている作品です。今まで色々な美術史の書籍を読みましたが、この本が一番わかりやすい書籍だと思っています。マルセル・デュシャンは印象派が活躍した時代の直後に活躍しているので、美術史初心者の方は、この漫画を読んでから美術展に行ったら、より「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」を楽しめるはずです。

いとをかしき20世紀美術
出版社:亜紀書房
発売日:2022/12/21
単行本:184ページ
URL|https://amzn.to/3OhgNgb

まとめ

ブルース・ナウマンの《鏡と白色光の廊下》(撮影禁止)、ジェームス・タレル《レイマー、ブルー》(撮影禁止)の作品は撮影禁止でしたので写真で紹介できませんが、個人的に好きな作品。興味ある方は検索してみてください。

作家自体や特定の時代にフォーカスした美術展が多いなか、美術史の流れを感じることのできる貴重な美術展でした。西洋美術史に興味のある方や、美術・アートってなんだろう?と疑問に思っているかたはぜひ、オススメの美術展です。それでは次回は東京都現代美術館で開催されている「デイヴィッド・ホックニー展」に行った感想を書く予定です。

今後の課題

写真はiPhone12で撮影しているのですが、なんか写真が歪んじゃうので小さなカメラ欲しくなってきました。水平、垂直がでません。写真のクオリティあげたほうが良さそうですね。今年は魅力的な美術展がまだまだ開催される予定なのでカメラ買うかもしれません。ポケットに入るくらいのカメラがいいですね。

公開日:
最終更新日: